2月9日(金)

 この頃毎朝毎晩吐き気がする。身に覚えさえあれば、妊娠したのではないかと期待しそうなほどだ。
 実験の方はDNA採りなど。

 久しぶりに体重計に乗ったら、いつもの体重+1kg(私の理想体重+2.5kg)だった。増えてるだろうとは思っていたが…さすがにどうにかせねば。とりあえず便秘解消+お菓子減量だ。

 フィギュアスケート四大陸選手権女子ショートプログラムの結果。1位−マリニナ姉さん(ウズベキスタン)2位−村主章枝(日本)3位−荒川静香(日本)、ということで村主選手2位スタート!

 今日の「探偵!ナイトスクープ」。道端で30代の女性を捕まえて「UFO」をかけるとみんな踊り出す(しかも振りをほとんど覚えている)、てのがかなり面白かった。再放送もんだな。

2月10日(土)

 朝起きて布団干して、大学行って実験。その後、色々買い物しつつ実家に行って、またすぐに帰ってきたり。平日よりずっと忙しい。
 うまく行かないことが色々ありすぎて、大層頭が混乱している。市民税の領収書見当たらんし。無事確定申告できるだろうか。

 フィギュアスケート四大陸選手権男子シングル。なんとショートプログラム1位だったトッド兄さん(アメリカ)が足首の故障で棄権。1位は李君(中国)、2位は4回転が2回転になってしまった本田武史(日本)、3位は巻き返してきたワイス(アメリカ、去年の世界選手権3位のひと)。

 トッド兄さんは来週末のグランプリ・ファイナルも欠場するそうです。残念。で、問題は誰が代わりに出場するのか、ということ。グランプリ・ファイナルはフリープログラムを2種類滑らなければいけないので、急に出場できるよ、と言われても準備が間に合わなくて辞退する可能性があるのだ(あと1週間ないし)。補欠1番は妙な動きをするジャネット(ヨーロッパ選手権3位)。補欠2番はロシアのセロフ、3番が本田武史、そして4番が顔形が美しいアプトなのだが…。どきどき。

 カウンタが17000を廻った。

2月11日(日)

 未明から朝にかけて、某練習をしていたのでうるさかったに違いない。ごめんね>隣の外国人。

 昨日に引き続き、うまくいかないことばかり。くそおっ。
 夕方買い物に出た以外は、家で雑用の片付け。晩御飯に切干大根とじゃがいもの煮転がしを作る。

 フィギュアスケート四大陸選手権女子シングル。村主章枝優勝!2位−アンジェラ・ニコディノフ(アメリカ)3位−恩田美栄(日本)。
   他に有力選手があまり出ていない大会とはいえ、きちんと実力を出して優勝するところがえらいぞお。おめでとう>村主選手。足首大事にしてね。

 引き続き、グランプリ・ファイナルの男子シングル補欠問題。補欠1番ジャネット(フランス)はビザが間に合わないという噂が(なんつう理由じゃ)、2番セロフ(ロシア)はユニバーシアードにエントリーしてるので日程的に無理とか。じゃあ補欠3番、本田武史か?

2月12日(月)

 昨日に引き続き、買い物、実験、雑用でばたばた。

 『銀河帝国の弘法も筆の誤り』を読み終わる。なんとまあ、実に素晴らしい書物であることか。どの短編も、読んでいる間はこれがこの短編集の中で一番面白いのではないか、と思ったが、一番はやはり表題作かな。横田順彌の例の系統の作品が苦手な私としては、同じ無茶苦茶な話でも、どうしてこうも違うものか、と不思議。
 五つ収録されている田中啓文批判の中では、牧野修氏のものが一番素晴らしい。そう、牧野修まで読めてしまうのだ。後の四人も小林泰三、我孫子武丸、田中哲弥、森奈津子。なんつー贅沢な。

 同じ面白さ、装丁・題名の懲りようで思い出すのは、『どすこい(仮)』。元ネタを知っていた方がより楽しめるが、知らなくても充分面白いところも一緒だし。『どすこい(仮)』も素晴らしいが、『銀河帝国の弘法も筆の誤り』は580円とかなりお得なところが魅力。しかも「文庫版のためのあとがき」までついて来る(笑)。
 しかしまあ、素晴らしいのはある意味当たり前なのかもしれない。何と言っても(塩)さんとの二人三脚の作品なのだそうだから。
 今はともかく、英訳版のマガジン掲載(と次回作品)が待たれるところである。

2月13日(火)

 寒い。風がないのであまり寒くないような気がしていたのだが、バイト先に着いても手足の冷えが全く取れない。寒いよう。
 今日は風邪の人多数、似たような経過の嘔吐の子が数人。お腹の風邪が流行っているらしいしなあ。

 大学に帰ってきてからも寒気がとれず。声が出ないのも、今の状況ではとても困る。しかも、なぜこんなに忙しい。

 ついに、SFマガジンS澤編集長応援掲示板、S澤わくわく伝言板登場!
 ここでお疲れのS澤編集長をいつでも応援することができます。(塩)さんファンとして、この掲示板の開設は喜びに耐えません!
 さあ、SFの未来のために(いや私はファンだからなのだが)S澤編集長を応援しよう!

 グランプリ・ファイナルの男子シングル補欠問題。結局、順当に補欠1番、スタニック・ジャネットの参加が決定した模様。
 世界6か国で行われてきたフィギュアスケート・グランプリシリーズの成績上位者6人/組のみが参加する大会、グランプリファイナルが今週の金曜日から東京で開かれます。
 棄権した選手もいるとはいえ、トップクラスのメンバーであることに加え、フリープログラムを2種類見ることができる(つまり例えば、大きく成長したプルシェンコが去年の可愛らしいプログラムをどう滑るのか?というような楽しい興味に満ち溢れているわけです)という超豪華極まる大会です。
 で、男子シングルは、
 ・アレクセイ・ヤグディン(3年連続世界チャンピオン)
 ・エフゲニー・プルシェンコ(2年連続ヨーロッパチャンピオン)
 ・イリヤ・クリムキン(こいつは凄い、とにかく凄い!) のロシア勢3人に、
 ・ティモシー・ゲーブル(全米チャンピオン)
 ・マシュー・サボイ(ひょろひょろしてる)の、表現力に問題があるアメリカコンビ、そして
 ・スタニック・ジャネット(動きが面白いフランス人)の6人で争われます。

 ちなみに、去年はヤグディンがスケート靴の故障(?)により棄権し、ストイコを押さえてプルシェンコが優勝。一昨年はプルシェンコは不調でジャンプが決まらず3位、ヤグディンが優勝しています。

 どうも複数の人を誤解&期待させたようで申し訳ないのですが、残念ながら私はフィギュアスケートに転んだのであって、フィギュア(造形物)に転んだわけではないことを、ここに改めて付け加えさせていただきます。

2月14日(水)

 うちの教室には、顔形が整った男の先生がいる。その先生は看護学校で授業を受け持っているので、よく看護学校の生徒が質問をすると称しては、数人ずつ連れ立って教室にやってくるのだが、今日はその数が妙に多い。その先生がいないと知ると、一端帰ってまたやって来るグループもいて、実にうっとおしい。どうして今日に限ってこんなに多いんだ!
 ということで、私はこの現象が、今日がバン・アレン帯のお誕生日であることと関連があることに、夕方まで気付かなかったのであった。だってそんな、教師にチョコレートあげるなんて、高校生でもあるまいに。久しぶりに見たな。

 実験は相変わらず。なぜ姿を現さんのじゃ、RNAめ。いるのは分かってるんだよっ!出て来いっ!

 S澤わくわく伝言板は盛況のご様子。内部告発が素晴らしい。公けの場所で(塩)さんの近況を知ることができるとは(感涙)。

2月15日(木)

 お昼はいもご飯だった。
 相変わらず結果が出ない実験を済まし、夕方から当直先へ。

 昨年の京フェスで反省したはずなのに、まだSFマガジン2月号を読んでいるファン失格な私。ほら、SFとかミステリとかって夏のものというイメージがあるではないか。冬はオフシーズンなんだよっ、ということにしておこう(汗)。冬は他のことで忙しいし。
 で、2月号の「栄光はことごとく乙女シオンを去り」は、面白くはあるが、やはりそれはムリではないか、と思ってしまうのだった。いやそういう問題ではないのだろうが。
 3月号のデッドマン「目覚める目には、見えることのなく」がよかった。やっぱりこういう話よ、こういう話。過去の因縁話好きから逃れられない私。

 いよいよグランプリファイナルが明日から始まります。プルシェンコは去年と今年のフリープログラム、ヤグディンはなんと一昨年(「アラビアのロレンス」)と今年のフリープログラムを滑るようです。

2月16日(金)

 当直先で眠れず。睡眠不足のまま帰宅、雑用を済ませて大学へ。

 研究報告(言うことがあまりなかったが)と統計の授業、ミーティングに参加して帰宅。

 フィギュアスケートグランプリファイナル、男子ショートプログラム結果。
 1位 アレクセイ・ヤグディン
 2位 エフゲニー・プルシェンコ
 3位 マシュー・サボイ
 4位はジャネット、5位にゲーブル、クリムキンはなんと6位。

 ヤグディン、プルシェンコともほぼ完璧の演技で、個人的にはプルシェンコの2位には納得がいかないが(ヤグディンに1位をつけたジャッジが4人、2位をつけたジャッジが3人)まあ接戦だし滑走順の影響などもあろう。
 プルシェンコの演技(ボレロ)は、NHK杯の時とはだいぶ振付が変わっていて、より踊りっぽくなっていた。3アクセルを降りた直後、手を叩くのがいい感じ。
 ヤグディンの演技は、どうも昨シーズンと同じような感じに見える。昨シーズンのショートプログラムが本当に素晴らしかっただけに、今年は音楽に合っていないように見えて今いち。

 クリムキンは、3半を失敗後、よろけてプログラムが完全に止まってしまい、その後の滑りも精細を欠いてかなりボロボロ。本人も呆然としていた。しかし、テクニカルがオール4点台という有様でありながら、プレゼンテーションで5.2〜5.6を叩き出してしまうところがさすが。とはいえ、べべたは駄目だろう、べべたは。頑張ってくれええ。
 そしてゲーブルが4回転をこけたのもちょっと意外。

 競技結果、選手のプロフィール(来日した選手を同じ所に立たせて撮ったと思われる指名手配写真のような顔写真つき)が載っているオフィシャルサイトはこちら

 ということで、K大SF研内フィギュアスケート同好会(現在会員2名、随時募集中)の構成員、即ち私としおしお(京フェス2001実行委員長、しお組組長)は一路東京・代々木体育館をめざし、夜行バスに乗り込んだのだった。


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