2月19日(月)

 朝8時前に家に帰りつく。とりあえずビデオの見返しやメールチェックなど。
 親から帰宅したら電話するようにとのメールが来ており、何事かと思ったら見合いの話だった。今回は具体的な相手がいて、本気らしい。別に結婚するのは嫌じゃないので、見合い自体はしてもいいのだが、そのためにまず写真を撮れ、ってのが面倒くさいんだよな。
 何でもどこだかに良い写真館があって、写真の段階で何回となく見合いを断られた人が、そこで撮った写真を出したら見合いが出来た、というほどなので、あなたも是非そこで撮りましょう、ということらしいのだが、その人が結婚まで漕ぎつけたかどうかは不明なのだった。そこが重要だと思うがのう。

 それから大学へ。昨日、ヒール高めの細身のブーツに厚手の靴下をはいて、さんざん歩き回ったせいか、足が痛い。うう。
 教室では、複数の先輩から「昨日見たよ。おめでとう。良かったね」といわれる。プルシェンコがグランプリファイナルで優勝したことで、私が祝福されるってのも何だか。でも、偶然TV見たけど凄いねえ、と言われたのは嬉しいかも。

 貸していた『イワン・デニーソヴィチの一日』を先輩から返してもらう。どうやらお気に召したようで、『ガン病棟』も探す、とのこと。ふふふ。いいでしょう。。

 だらだらと実験して帰宅。家ではビデオの見返しなど。

2月20日(火)

 今日は暖かかったので、バイト先に早く到着。どうも寒いと自然に原付のスピードを落としているらしく、10分近く差がつくのだ。

 バイト帰りに丸善に寄るついでに、ゲーセンをチェック。たれぱんだの新しいぬいぐるみは出ていなかったが、欲しいものを手に入れるためには常々から練習しておかねば、と思い、ピンガ(ピングーの妹)のぬいぐるみに挑戦。しかしこういう時に限って200円で取れたりするんだな。
 ああ、4日早ければクリムキンに投げられたのに、とも思ったが、この実に無防備そうなペンギンの赤ちゃんは、どちらかといえばプルシェンコのイメージだな。

 夜みんなで御飯を食べに行ったので、店の人に昨日の新聞が見たいんです、とせがんでみると、奥から色々出してきてくれた。言ってみるものだ。もちろん、目当ては一昨日のグランプリファイナルの記事。2歳年上なだけのヤグディンを大先輩、と形容するのはどうかと思うぞ>日経。

 で、グランプリファイナルのビデオを見返していて気付いたこと。
 17日のプルシェンコの昨シーズンのフリープログラム。振付が昨シーズンと同様のところでも、より鋭角的な感じに変わっていて、可愛さを出していたところが、格好よく見えるようになっていた。本当に大人になってしまったのう(ちょっと残念)。

 TV放映された18日のクリムキンの新しいフリープログラム。よく見ると、ジャンプの大部分がすっぽ抜けたり、着氷が乱れたりしていた。ジャンプが今いちだとは思っていたが、これほどまでとは。これではあのテクニカルの点数も仕方あるまい。
 でもそんなことはどうでもいいのだ。会場も大うけで手拍子、拍手が物凄かったし、誰もジャンプのことなど気にしていなかったに違いない。何回見直しても、彼の特徴を最大限にいかした素晴らしいプログラムだと思う。実に可愛らしいし。しかし、期待も裏切らないが予想(ジャンプでミスするに違いない)も裏切らない奴だな。

 それにしても、プレゼンテーションはもう少し高くても良かったのに。まあ多少高くても、対戦相手のサボイに勝てたとは思えないが。
 そのサボイ。単にひょろひょろした地味な奴だと思っていたが、案外きれいなスケーティングで好感が持てた。あれならプレゼンテーションがそこそこ高いのも納得がいく。そしてサボイのジャンプがあまりにも堅実な以上、クリムキンが4位になってしまった(サボイが3位)のも仕方あるまい。そういうスポーツだからな…(泣)。

2月21日(水)

 午後過ぎから突然胃痛が。なんなんだいったい…。とりあえず実験を済ませ、机でうつぶせになっていたが、全く回復しないので、あきらめて早退。しかし胃痛ぐらいで早退できるとは良い身分だ。
 吐きそうになりながら、胃薬を飲んで回復を待つ。おかげでビデオのダビング(というか編集)も遅遅として進まず。

2月22日(木)

 胃痛からは1日で回復した。が、この頃肩が凝っているので、先輩に揉んでもらうと、その直後から左肩に激烈な痛みが。これだけ凝ってる時は揉んだらあかんのや、と言いながら先輩は揉んでくれたのだが、む、筋肉を痛めたか…。
 本気で痛くて、交通事故の時に先輩に処方してもらった痛み止めなど塗ってみたりする。普段から運動していないつけが廻ってきたのか…しかし今運動しようと思うと、フィギュアの振付しか思いつかないのであった。困ったものだ。

 実験は相変わらず。どうも袋小路のような気がしてきた。

 『20世紀SF(3)砂の檻』を読み終わる。
 「悔い改めよ、ハーレクィン」がこんなに面白かったとは意外。昔読んだときは今いちと思ったような。「コロナ」もいい感じの短編。あと印象に残ったのは、「砂の檻」に「リスの檻」。『人類皆殺し』が大好きな私としては「リスの檻」はたまりません。この中で1人異彩をはなっている「銀河の<核>へ」は、昔読んだ時も面白いと思ったが、今読んでも、この中にあっても、まだ面白い。こういう基本的なストーリーはいいわよ。恐るべし、ニーヴン。
 「賛美歌百番」は、作者名を見ずに読んだのに、作者が自然とわかってしまったところに笑ってしまった。私にわかるようでいいのか、オールディズ。「月の蛾」はインパクトのある話だとは思うが、こういう設定には今いち乗り切れない。短編なせいもあるとは思うが、不自然さが目につく。
 40年代、50年代に比べ、やはり強烈な印象の話が多い。それにしても毎回、毎回よくこんなに面白い短編ばかり載せるよな。

2月23日(金)

 朝方、全国放送のニュースを見ていたら、スタジオがもの凄く揺れ、直後に自分の家も揺れ出した、という夢を見た。後で聞いたら、どうも京都で地震があったらしい。
 神戸の震災の日の朝、大阪からのニュース番組を見ていたら、余震でスタジオが揺れだし、しばらくして京都も結構揺れたのだが、やっぱりあの時の印象が強いんだな。

 相変わらず肩が痛くて痛くて。ずっとストレッチばかりしている。胃痛と違って実験には差し支えないのが良いところだが。

 今日のアリー・my・ラブ3。涙なしでは見られないのう。アリーはやはり、いつかビリーとよりが戻るのを待っていたのだと思う。しかしまあ、ああいう形にしてしまったのはどうかな…。

 家に帰って来るとビデオ鑑賞で時間が潰れるため、どうも忙しい。

2月24日(土)

 日付が変わってから、追いコン後のしおしおの家まで押しかけ、グランプリファイナルで撮った写真を見せてもらう。予想はしていたことだが、ぶれぶれの写真が多く、『逆転世界』の都市から見たらかくもあらんか、という感じでかなり面白い。かと思えば、決定的瞬間が写っている写真もあったりして。

 唯一私が撮った、しおしおとクリムキンのツーショット写真は、慌てていたためファインダーも覗けず、単にカメラを向けてシャッターを押しただけだったのだが、何とか撮れていて一安心。ああよかった。
 ツーショット写真には2人とも興味はなかったのだが、現像してみるとツーショットの良さがよくわかった。何といってもカメラの方をまともに見てくれているので、選手の正面写真が撮れるのだ。なるほど、こういう利点があるのね。

 大学に一瞬行った以外はビデオのダビングをしつつ、久しぶりにのんびり。だが肩は相変わらず痛い。
 夕御飯も、麻婆豆腐と餃子スープにして、何一つ手間をかけず。太るな。

 NHKのグランプリファイナルの総集編。男子シングルはプルシェンコとヤグディンのみ。何だかなあ。2人だけで試合してた訳じゃないんだから。

 さすがにここに置くのはどうかと思ったので、グランプリファイナル国際フィギュアスケート競技大会観戦中の日記は別ファイルにしました。これと続きがこれ。興味がある方、お暇な方はどうぞ。

2月25日(日)

 何をしていたのだろう…。ちょっと片付けをしたり、ちょっと実験をしたり、ちょっとエンダーを読んだりしていると夜になった。

 あとはビデオ鑑賞など。2、3年前のプルシェンコのビデオを見直したが、今回初めて、全然迫力がない、と思ってしまった。このごろ今年のビデオしか見ていなかったからなあ。それでかえって、今季の迫力の物凄さがわかったように思う。

2月26日(月)

 このところ、実験に成功したためしがないので、かなり悲観的になっている。今日は久しぶりにかすかな勝利。ポジコンが出ました(泣)。

 先輩の先生が、先週の日曜日のグランプリファイナルの放映を見たらしい。たまたまTVをつけたらプルシェンコが出ていて、この人どっかで見たことあるなあ、そうだ、○○(私の名前)の人だ!、と思ったとのこと。いやあ、写真を飾っていた甲斐があったな。今までなら絶対に見なかった、らしいし。ちょうど4回転3回転2回転をやっていた時だったらしく、凄いと思って結局最後まで見たそうだ。ヤグディンの方が滑りがぴしっとしている感じがしたとも言われたが…(笑)。

 マガジン4月号が郵便受に届いた。表紙が白い…。今月はいやに読みやすそうだなあ、と思って気付いた。久しぶりに薄いんだな。

 今まで避けてきたのだが、とうとうジャンプの判別の勉強を始めることにした。フィギュアスケートのジャンプには6種類ある(主要なものだけだが)。今私が判別できるのはアクセルだけで、これは見分けているとは言えないほど簡単(しかもそれすら油断していると分からない)。とりあえずは、今でも何となくなら分かるループとルッツを見分けられるようにしよう。それからサルコウとトウループかな。動体視力がなく、左右の区別がつかない私には厳しい話だが…。

2月27日(火)

 この頃ずっと、ああ嫌だ私はどうするべきだろうか、と考えていたことがあり、未明にそれにとどめをさされた。そのため安眠できず3時間で目覚めてしまい、そのままバイト先へ。しかも今日に限って糖尿病のひとばかり来るし。

 さらにもう一つどうしようか迷っていたことがあり、それをずっと考えていたのだが、大学へ行った途端、もっと驚くべきことを知ってかなりうろたえてしまった。こんなにうろたえたのは、夜中に電話でたたき起こされ、担当の末期患者が不整脈になったがどうすればいいか、と言われた時以来だ。突然起こされ(頭が寝ている)循環器科をまだ回っていなくて不整脈をたくさん診ていなかった上に(慣れていない)末期患者で扱いに悩んだ(ある程度はどうしようもない)、と括弧内の状況はあの時と同じだな…。

 などと、うろたえた類似点を考えていても仕方ないので、だらだらと実験。
 夕方、試験が2日後とかで、大量の3回生が教室にやって来て、ピラニアのように先生を捕まえて質問しまくっていた。うちの教室担当の試験なんて前日に教科書読めば受かるよ、質問する暇があるなら遊んでな、と私は言いたかったが、今年の3回生は非常に真面目らしいので恐いから黙っていた。

 夜、同期の子が大量のサンプルを解析にかけようとして、サンプルの調整準備に大層困っていた。気がついたらどうしようもないほど大量になっていたそうで、あまりにも心情は理解できるので、途中からほんの少しだけお手伝い。しかし、あれ今から解析するんだよな。終わるの何時だ。

 グランプリファイナルのエキシビジョンの時、ロシアのエレナ・ソコロワの曲に聞き覚えがあり、ソコロワのフリープログラムの曲?いや違うぞ、何だったっけ?と気になっていたのだが、ネットを巡回してみると、長野五輪の時のヤグディンのフリープログラムの曲らしい。
 で、長野五輪を見直してみると確かに同じだ。ミーシンチームの使い廻しなのね…(ソコロワの今のコーチはミーシンコーチ。長野五輪時点でのヤグディンのコーチでもある)。しかし、3年前のヤグディン、まだ可愛いぞ。

2月28日(水)

 なんかとても大変なことをしてしまったような気もするが、気にしない気にしない。

 今日はなぜか研究室に人が少なく、休日に1人で実験しているみたいでとても寂しかった。ある程度人はいて欲しいのう。

 家に帰ってきてからは、ビデオのダビングとメール書き。

 カウンタが18000を廻った。


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