12月21日(金)
同じ教室内で、2-ME(←不快なにおいがする)を盛大に使ったやつがいて苦しんでいたら、先輩がやってきて、私の手首に香水をたっぷりなすりつけて逃げて行った。マジでいぢめられてます。
『ブラック・ジャック・ザ・カルテ』を読み終わった。私は手塚治虫の絵が嫌いなので(ああ、これで多くの人を敵に廻したな)手塚作品はブッダと火の鳥くらいしか読んだことがなく、『ブラック・ジャック』についても友人から断片的に入ってきた知識しかないのだが(ポリクリでテラトーマのオペ見学に入った友人が「とても大きかったよ。ピノコができるぐらい」→ピノコなる奇形腫から出来た登場人物がいるらしい、とかその程度)結構面白かった。
もっと甘々なのかと思いきや、突っ込む突っ込む。B・Jは心臓マッサージを必ず開胸でするとは知らなかった(笑)。
B・Jの内容も大体わかるし、国試以来聞いたことのない病気の復習にもなったし、なかなか良い本。2巻まで買うかどうかは悩むところだが。
フィギュアスケートの全日本選手権がはじまっています。どきどき。
12月22日(土)
ということで、全日本選手権に行ってきた。女子ショートプログラム1位は村主章枝、2位は荒川静香。
練習では調子が良さそうだった荒川さんだが、3ルッツがダブルになり、スピードもなかった。一方の章枝ちゃん、練習では跳んでいた3ルッツで転倒、一時はどうなることかと思ったが、その後スピードを上げて残りのエレメンツを決め1位。転倒後の演技を見ていると、かかっている大きなプレッシャーが感じられるような気が本当にした。明日のフリー、頑張って欲しいです。
観戦の全体的な感想としては…ヤグディンはえらいな、と心底思った。ここで、プルシェンコじゃなくて、ヤグディンが出てきてしまうところが、我ながらとても悲しい。
12月23日(日)
全日本選手権2日目。男子は、今までの2番手田村岳斗ではなく、竹内洋輔が優勝、五輪出場が内定した模様。私はどちらのファンでもないが(強いて言えば両方好き)今日の田村君は精彩を欠いていたし、妥当な結果だと思う。
さて女子。ジュニアながら3位に入った安藤美姫ちゃんは、ジャンプがノーミスで凄かった。これからが楽しみ。SP2位の荒川さんは緊張していたのか、フリップとルッツで転倒。それでも最後に3トウ3トウを跳び、昨日よりはスピードもあって、演技は楽しめた。
最終滑走の章枝ちゃんは、ループが両足着氷になった以外は、3ルッツ2トウ、3トウ2トウを含めてジャンプを決め、見事に優勝。
章枝ちゃんだけは練習の時から別種の緊張感に包まれていて、演技中もそれが伝わってくるようだった。見ながら本当にどきどき。3トウ2トウを降りたところで、決まったのはわかっていたが、その後のスピンやステップまで妙に心配になったりして。
もの凄いプレッシャーの中、最後のチャンスの試合で、ほぼノーミスの有無を言わせない演技をやってのけた章枝ちゃんは、本当に素晴らしいと思います。五輪では、章枝ちゃんらしい演技を存分にして欲しいです。
全日本の会場で、人から見せてもらったスポーツ報知の記事が凄かった。いつから女子が4回転ルッツを跳ぶようになったのだろう…(脱力)。よくここまで嘘八百を書けるな。一瞬プルシェンコの話かと思ったぞ(←4回転ルッツに挑戦中)。
と、家に帰ってきて確認すると、ウェブ版にも同じ記事が堂々とアップされていた…いいのか?
ところで、会場で聞いた話でショックだったのが、「一部のファンには、プルシェンコはアイドルと思われているのではないか」という話。あ、あいどる??アイドルって顔が重要なんじゃなかったっけ?
12月24日(月)
起きても全く体を動かせず。全身だるくてだるくて。ミオグロビン尿出そうな感じ(←大げさ)。2日間観戦しただけでこの有様とは。
全日本、TVで見てもやはり章枝ちゃんは凄い。何回も見てしまう。
ちなみに会場では、直前のウォームアップで章枝ちゃんが3ループを跳ぶと(←苦手なジャンプ)大きな拍手が起こったりして、みんな注目している感じだった。
夕方から当直。世間はクリスマスイブなのね。
12月25日(火)
午前中の外来バイトは忙しかった。前日が休日の上、年末だというのでみんな来る来る。息つく暇もなし。
午後からは、色々とつらいことが。自業自得ですけどね。
ああ、頭の中を「月光」がまわる〜(キャメルスピンつき)。
12月26日(水)
どうも今日が金曜日のような気がしてならない。
明日からロシア国内選手権がはじまる。五輪の代表をかけた非常に重要な試合であるにもかかわらず、今年は公式サイトがないらしい(おい…)。従って、情報源はロシアのオンライン新聞&その訳が載りそうなサイト。ロシア国内選に行きたくなる気持ちもわかるよ…。
と、アレクセイ・ヤグディンが棄権するとの情報が。練習中に足首を痛めたらしい。早く良くなってください。しかし、つくづく国内タイトルに縁のないやつだな>ヤグディン。世界チャンピオンに3回なっていて、国内チャンピオンになったことのない人なんて、他にいるだろうか?
はてさて、これはプルシェンコにとって、良いニュースなのか悪いニュースなのか…。まあ今のプルシェンコの問題は、評判の悪い新プログラムの改善なので、大して関係ない気もするが。
12月27日(木)
昼間はたらたら実験。またしても袋小路気味。
マガジン2月号を買った。表紙が素敵。読者賞海外部門、はずしませんでしたね。嫌いではないんだけど、もうちょっとどうにか…。
夜、ロシア杯のサイトでロシア国内選のリアルタイムの結果がわかるという情報を見つける。えらいぞ!>ロシア。
NHK杯も見習ってほしいものだ。せめて、3月に長野で開かれる世界選手権では、きちんと結果をリアルタイム配信してあげてよ。
12月28日(金)
ロシア国内選手権男子シングル、ショートプログラムの非公式結果速報をお伝えします。
1位 エフゲニー・プルシェンコ
2位 アレクサンドル・アプト
3位 イリヤ・クリムキン
クリムキンは4回転と3回転半でミスがあったそうで、テクニカルの点数は妥当なところ。だが、クリムキンもアプトもセカンドマークがとても高かった。勿論2人とも素晴らしい演技をしたのかもしれないが、やはり国内戦、ジャッジが誰をどういう順位につけたいかという意図が透けて見えるような気がする。これは全日本の男子でも同じように感じたが…。
ま、点数がどんなであれ、フリーでどれだけミスなしに滑れるかに、クリムキンの今季の全てがかかっているので、明日はしっかりやってね。
一方プルシェンコは、セカンドマークはオール5.9、テクニカルが1人を除いて5.8。これは…何かミスがあったな(←ヤグディンがいない今回の国内選、ジャッジがプルに5.9を出し惜しみするわけがないのだ)と思っていたら、4回転3回転と3ルッツは決めたが、アクセルがダブルになったとのこと。まだ鼠径部が痛くて、そのせいらしい(泣)。ううう、五輪までに治るかしら。
それはともかく、なんとプルシェンコは衣装をまた変えていた。今回は銀の上着に黒のズボン。とっても普通。いいぞ、ミーシン衣装チーム!
この前の全身金衣装が評判激悪だったことに気付いてくれたか。その前の股間強調赤黒衣装も今いちであることに気付いてくれたか。やっと普通の衣装を作れるようになったか。これで五輪も安心して見ていられるわ〜(感涙)。もう変えるなよ!普通でいいの普通で!
ああ、しかしごく普通の衣装を着ただけで、こんなに喜ばれるなんて…因果なスケーターだ…。
研究室は完全に歳末モード。しかし、お構いなしにだらだら実験。
『グリーン・マーズ』を買ったのはいいが…私は言語道断にも『レッド・マーズ』を読んでいないのであった。いやあれが出たの、一番忙しい頃で、たしか買ったままどこかにぽんと。見つかるかな…。
12月29日(土)
朝から大掃除。引き出しを整理したら、ピアスが出てきた。片付けをすると一番良く出てくるのがこれだよな。『レッド・マーズ』も無事捕獲。読む暇あるのか。
あとは、懸案だったビデオ配線の整理。TVの線が短いので思うように置けないのだが、何とか以前よりはましに。どの線を買い足せばいいかわからず、ジャンプ(安売り量販店)と家を5往復(馬鹿)。それと、セレクターを買って来た。これで、BSを見るのとダビングする際に、いちいち後ろの線を入れ替えずに済むぞ。私も賢くなったものだ。
今日はこれだけですっかり疲労。明日は本とビデオの整理に風呂掃除だ。年賀状、まだ1枚も書いてないぞ。やばし。
カルガリー五輪のビデオを見た。なるほどこういうことだったのね。これはジェーニャ君(当時5歳)も見ていたと思われる18歳のペトレンコ。リレハンメルを見たときはさほども思わなかったが、確かに今のプルシェンコはこの時のペトレンコに似ている。動作は似ていないが、鋭さというか雰囲気が。なるほどね〜。憧れの人だけのことは。
で、私はやっぱりボイタノやオーサーよりも、ペトレンコの方が好みであった。いいよ、ペト様。あ、でもボイタノのあのイーグルには感動。凄すぎ。
12月30日(日)
ロシア国内選手権男子シングル、最終結果速報をお伝えします。
1位 エフゲニー・プルシェンコ
2位 アレクサンドル・アプト
3位 イリヤ・クリムキン
この結果、クリムキンはヨーロッパ選手権には出場できないことがほぼ決まった。フリーの内容から見れば、納得のいく順位だし、事実上一枠のロシア国籍である限り、仕方のないことだが…。今季、日本でのイリヤの演技の放映は一度もないのではなかろうか(悲)。
プルシェンコは、テクニカルが5.7が2人に残りが5.8、セカンドはオール5.9。またしても低いので心配していたら、4回転3回転2回転は跳んだものの、次の4回転が3回転になり、3アクセルがコンビネーションではなく、3ルッツで転倒、3ループが2回転、と思ったよりボロボロ。ううう、ロシア国内選の点数大安売りを甘く見ていたわ…。
怪我のために棄権しようかとも考えた、と語っていたそうだが、怪我は相当ひどいのではないか。だって、私が知っている今までの公式試合の70%分のデータでは、3ルッツを転倒したことも、ましてやループをダブルにしたことなんて一度もないよ(泣)。
鼠径部の怪我は日にちが経てば治る、と語ったそうで、それはそうかもしれないが、ヨーロッパ選手権は2週間後、オリンピックは6週間後。そんな暇がどこにある〜!!神様仏様、お願い、治してあげてください。
ということで、あまりロシア国内選4連覇おめでとう、という気分でもなく、掃除もやる気が起こらず。とりあえず絶対やりそうなこと(本棚の整理)は明日に先送りして、風呂掃除など。今日は首が破れてるたれぱんだぬいぐるみを縫ってあげようと思っていたのに。
おまけにプリンタの調子が悪くて、年賀状の住所を手書きする羽目に。駄目だ、年内に書き終わるとはとても思えん。
12月31日(月)
日付が変わってから、年賀状を書き出したら、気がついたら3時近く。ということで、3時40分からの全日本選手権の放映を見てしまう。どうしてこんな超真夜中に放映するかな。
TBS、やっぱり選手にキャッチフレーズをつけていた。ということは、今度の世界選手権(TBS独占放映)もやられるということか(気重)。プルには絶対「天才」というニ文字がつくに違いない…。
合間に流れていた噂の世界選手権CM、去年の優勝者の短時間映像から始まるのだが、最初がプルシェンコ。何もあんなフリー終了直後に叫んでいるところを選ばなくても…。もっと可愛い表情のがあったでしょう。そりゃインパクトはあるかもしれんが、ライオンが叫んでるように見えるぞ。口開けてるのが悪いんだな。
昼間は本棚の整理。青背を作者の50音順に並べなおす…と、一番問題になるのは、そう、アサロ。最初に来るから全部移動しなきゃいけない。おまけに太いし。
本とCDを仕分けし、どこに片付ければいいか悩むものは、見えないところに放り込んで(それはまた来年の大掃除のときに…)とりあえず大掃除終了。
昨年はほとんど常に落ち込んでいる状態だったが、今年は色々思いがけないこともあり、なかなか良い年だったような気がする。今、一番心配なのはプルの怪我。明日は頑張ってお祈りしてこよう。
お世話になった皆さま、ありがとうございます。良いお年を。では、当直行ってきます。