1月1日(月)

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 うーん、しかしやはり21世紀と言われるとかなり違和感があるな。道路はすべてベルトコンベアーになっていて、新聞や小包はナゾのシュートで家まで送られて来て、外に出れば空中に透明の筒がぐるぐる走っている、というのが私がインプットされた21世紀なのだが(なんか色々混ざっているような気がする…)。

 で、サイト開設1周年を迎えた。カウンタは15000を回り、当初の予想より1ケタ多いので、どう解釈してよいのかよくわからないが、最早SF系日記ではなく、単なるフィギュアスケートミーハー日記と化しているにもかかわらず、変わらず読みに来て下さっている方々、どうもありがとうございます(知らぬうちにカウンタ廻して下さる人が、SFな人からフィギュアスケートな人に変わってたりしたら恐いな)。
 HTML文法を少しは勉強しようとか、日記ページ以外も更新しようとか、思ったりもするのだが…。

 「死にたい、と連呼していた」という文字を目にして(?)、珍しく森さんから電話をいただいたりした。おおたさんの所で年越しをされているらしい。
 ここを読んで下さっているらしいおおたさんに、森さんが「(私に)趣味は何かって聞こうか?」と聞いたところ「いやというほど日記に書いてある」と答えられたそうで(笑)。はい、確かに。←これが初笑い。

 初夢は、タピオカ入りの豆の煮たやつをたらふく食べる夢だった。ああ、もう少し良い夢を見たかったよう。

 昼過ぎに親が車でやって来て、古いパソコンと共にそのまま実家に拉致られる。
 実家ではまずパソコンのセットアップ。私の古いパソコンで親にネット環境を提供しようと思ったのだが、内蔵モデムが動かない。田中邸に電話したら黒い人(仮名)がいたので色々教えてもらい、結局翌日外付けモデムを買うことに。

 それから持って帰ったNHK杯のビデオを親と一緒に見たりする。
 プルシェンコを見た親の第一声。「あなた、こんな顔が好みなの?」いや、別に顔が好きなわけじゃなくって…。
 第二声。「まだ子供じゃないの!」 だから、それでもだいぶ大人っぽくなったんだって…。
 なぜみんな同じことを言うんだ……。

 その後、今やっている針仕事について相談したところ、親はいきなり押入れから古いミシンを引き出してきた。ミシンなら速いのは分かっているのだが、中学以来触ってないし、使い方など覚えてないし、と躊躇している間に、さっさと縫いだす親。私は上糸のかけ方も、下糸の引き出し方も、縫い返しをすることさえも忘れていたよ。どうして何年も使っていないのに、そうさっさと縫えるのだ。ダブルクリックはできなくても、あやまたず縫い返しができるのだな。すごいぞ>うちの親。かなり尊敬。
 それにしてもミシンの使い方くらい忘れないでおきたかった。せっかく中学で習ったのに。

 日本スケート連盟のグランプリファイナル関連サイト。なぜプルシェンコの身長が172cmでヤグディンが175cmなんだ。昨シーズンの時点でも172cmには見えんぞ。去年よりさらに1回り背が伸びたような気がするのに、それはいったいいつの身長だ。一昨年か?

 んでもって、たとえ4回転を3回失敗している演技だろうと、何回も見てしまうことが判明。う〜ん…。どうしたらいいのだ。

1月2日(火)

 朝から電気屋へ。モデムを買って実家に戻って接続。ああ、モデムの音は心が落ち着くなあ。しかし現在の環境とのあまりの差に驚く。こんなに遅かったのか。

 昼過ぎに実家を出て、家族で伏見稲荷に初詣。絵馬を買ったり。その後親と別れて京阪で家に帰る。

 雑煮だのお節だの豪華なものを食べたせいか、お腹が痛い。

1月3日(水)

 昼頃起きてだらだら。2時過ぎに大学に行って実験して、7時過ぎに帰宅。それからビデオ見て、針仕事の続きをして…。どうして全く本を読めないのだろう。代わりにビデオを見ているので、画面の見過ぎで目がチカチカする。

 夜調べていたこと。お父さんの名前がヴィクトルだと息子の父称は何か。答え:ヴィクトロヴィチ。ああ、やはり『収容所群島』は便利な御本だ。

 明日はジャパンオープンフィギュア。密かにウルマノフ様も楽しみ。

1月4日(木)

 新年早々、今までの実験が無駄であったことを示す美しい実験結果が出る。なんてくっきり否定的なデータだ。ははは。

 夕方から当直バイト。当直室で国際オープンフィギュアを見る。ひどい放送だろうと覚悟はしていたが、トッド・エルドリッジを完全無視はさすがに酷すぎる。司会・解説勢がリンク際でぐだぐだしゃべるのを削れば入れられたはずだ。司会の優香は予想よりはおとなしくしていた。

 のっけからプルシェンコがショートプログラム1位でないことを知らされて、どきどきしながら見ていたのだが、画面にプルシェンコが現れた途端、順位などどうでも良くなったりして(をい)。フリーの演技は、ささいなミスは見受けられたが(なんか疲れてる感じだった)いつもと違う振付に勢いとキレがあって、とてもいい感じ。素敵でした。
 ヤグディン(去年の世界チャンピオン)はグラディエーターの曲で滑っていたが、このプログラムは本当に彼にぴったりだと思う。ヤグディン、自己陶酔系だし。だからと言って、プレゼンテーションでプルシェンコにはっきりヤグディンより下の点数がつくのはどうかと思うが。まあグラディエーターの方が盛り上がるからなあ。プルシェンコのあのプログラムは不安だ…。

   んでもって、伊藤みどりのスケーティングはやはりきれいだった。勝てるかどうかは別だけど。ロシア人女子2人(マリア・ブッティルスカヤとイリナ・スルツカヤ)はさすが。

 どうでもよい試合とはいえ、プルシェンコが2位なのは悔しいが(ショートプログラムでジャンプを失敗したのも不安だし)、去年とは違う展開で期待が持てるというものだ(すげえ負け惜しみに聞こえるな)。
 それにしても今回のジェーニャは可愛かった(たとえ元々の容姿に恵まれていないにせよ)。髪を伸ばしっぱなしなのが気になるが、切る暇ないのか?
 さて、ゆっくりクリスマスを楽しんで休んでね。次は1月21日からのヨーロッパ選手権!

1月5日(金)

 当直先では珍しく早く寝付けた。

 明けて一旦家に帰り、大学へ。午後から、学生実習室の備品の移動準備があり(建替え中だった実習棟が完成したので、一時的な実習室から備品を移動させるのだ)教室員院生総出で掃除だの片付けだの。得体の知れないナゾの物体をたくさん拭いた。
 自分が受けた基礎の実習内容など全く覚えておらず、役にも立っていない気がするのだが、実習を受けさせる側となれば色々準備が大変だ。

 昨日の国際オープンフィギュアの続報。プルシェンコのショートプログラムは、4回転トウで尻もちをつき、トリプルアクセルが2回転になるという、信じられないような大失敗だったらしい(プルシェンコは今までショートプログラムではほとんどミスをしていない)。しくしくしく。ただ、他の選手も軒並みジャンプを失敗していて、転倒大会の様相を呈していたとか。一番ましだったのは本田選手らしい。そういえば4回転3回転を跳んでいたな。すごい。
 それにしてもインタープリティブフリー(技術より表現力を重視するフリー)でプルシェンコがヤグディンに負けたというのは、やはりショックだったりする。1月の段階で負けたというのが吉に出てくれればよいが…。ああ。

 夜はロシアカップ(フィギュアスケートのグランプリシリーズのロシア大会)の放映があった(競技が行われたのは昨年11月)。女子では、エレナ・ソコロワがジャンプが高くて、おお、という感じ。
 プルシェンコの演技、ジャンプはこの大会が一番高かったのではなかろうか。さすが地元サンクトペテルブルグでの大会なだけあって、観客の声援が大きかった。振り1つ、ジャンプ1つにキャー、ワーと歓声が上がり、最後はすごい手拍子の中でスピン。あれは滑っていて気持ちいいだろうな。
 実は結構好きなイリヤ・クリムキンは、スピンは変わらずきれいだったが、お尻に 穴が開いている衣装が妙に気になり、尻ばかり見ていた。同じくスピンが速くてきれいなマシュー・サボイは、とても地味。あれほど手足が長いのに、どうしてあそこまで地味になれるのか。

 今日はかなり落ち込んでいる。いつからこんな人間になったんだ、私は。

1月6日(土)

 なぜか早く目覚めたので、大学へ。外へ出ると雪が降っていた。寒すぎ。
 少し実験して、合間に買い物に行ったり。

 相変わらず落ち込みモード。本が読めない、ビデオも見る気になれない、ご飯を食べる気もしない(でも腹は空くので、忙しい時よりはましかも)。
 夕方から少し回復して部屋の片付けなど。

 メモ:1月22日11.00-13.45 14.15-16.55 男子予選
    1月23日18.30-22.15 男子SP
    1月25日18.30-22.15 男子FS
    ブラジスラバ、ドイツとの時差は8時間。

1月7日(日)

 今日はとても無駄に過ごした。大学に行くつもりだったのだが、水っぽいどた雪がどさどさ降っていたので、家でごろごろ。工作とか。

 夜、森さんから電話をいただき、酔っ払い3人組とお話をしたり。落ち込んでいるのは私だけではないらしい。
 でもって、最早落ち込んでいるだけでなく、壊れてきたような気がする。もういや。祈ります。

 ジル・マゴーン『騙し絵の檻』を読み終わる。最後のどんでん返しはそれなりだと思ったが(でも小粒)、どうも読みにくい話だった。「戦後の本格ミステリのベストスリー」(帯文より)には入って欲しくないかも。
 それより気になったのが、主人公の名前、ビル・ホルト。似たような名前の人が何かのミステリの登場人物にいたと思うのだが…。ああ気になる。誰だ。

 最近ロシアモードなので、メリークリスマス!(ロシアのクリスマスは1月7日。サンタクロースではなく、マローズ(酷寒)じいさん、というのが来るらしい)一応ホワイトクリスマスになったな。
 ロシアにクリスマスケーキを食べる習慣があるのかどうか知らないが、とりあえずケーキを買って食べる。パルナスがあればぴったりなのだが(←近畿ローカル?)しかしあれはモスクワの味だから、ピーテルでは少し違うのだろうか…。

 「犬あっち逝けー」というのにかなり受けた。←NHKのことらしい。

1月8日(月)

 お昼過ぎに大学へ。だらだらしていて、気付くと10時過ぎ。なんか今日も無駄に過ごした気がするな。

 少し地理の勉強など。ボルゴグラード(旧スターリングラード)の位置を初めて知った。こんな南だったのか。カザフスタンに近い。ピーテル(旧レニングラード)もこんなに北で端っこだとは。エストニアに近いのね。
 あ、あとスロバキアの位置も認識。明日には忘れてそうだけど。

 唐突だが、南海竜(幕内まで上がったサモア出身の関取。昔、あまりにも酒を飲むので、酒を取るか、相撲を取るかと選択を迫られ、酒を取ってサモアに帰った)が、数年前に肝硬変で亡くなっていたことを知る。やっぱり。

 「グラディエーター」のビデオが発売されたらしく、TVで宣伝されているが、あのCMを聞くのが苦痛でたまらない。お願いだ、その音楽を流すのはやめてくれ〜〜。

1月9日(火)

 午前中は外来バイト。久しぶりに意味のあることをしたような気がする。
 外来は風邪の人で大賑わい。びびったのは、2週前に水疱瘡疑いの子供を診たのだが、今日その子の姉兄2人が水疱瘡で受診してきたこと。いや別に兄弟に伝染ったこと自体は驚くことではないが、実は私は水疱瘡に罹ったことがないのだ。親は一応予防接種を受けさせたらしいのだが、免疫がついているかどうか確認していないし、水疱瘡の子を診る時はいつもどきどきしている。潜伏期は2週間前後なので、よし大丈夫、伝染らなかった、と思っていたら…。倍返し(泣)。

 午後からはとろとろ実験。先輩に一昨年のプルシェンコの画像を見せ、可愛いと言わせることに成功。いや別に16歳の男の子を可愛いと言わせたからってどうなるものでもないが。
 夜、3年前のアレクセイ・ヤグディン(当時17歳)も実は可愛かったことに気付く。恐るべし、ロシア人。
 それはともかく、どんなに恐ろしい衣装を着ていようとも、やはりアレクサンドル・アプトは顔といい、体型といい、実に格好いい。色気もあるし。


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