10月21日(日)

 久しぶりに天王寺をうろついた。何年振りかで行ったというのに、さんごうえ(←四天王寺の毎月のお祭り。屋台が出る)にぶつかってしまった。23日だと思っていたのだが、21日だったらしい。6年も通ってて日付を覚えてないとは(とほほ)。
 それにしても、周囲の道の幅がとても狭く見えるのには驚いた。高校入ってからは身長ほとんど変わってないと思うんだけどな。

 本を買ったり、良いものを見つけたりした後、家に帰る。

 夜は、大学でだらだら実験。

10月22日(月)

 昨日慣れない靴で石畳を歩き廻ったため、足が筋肉痛で歩きにくい。その上、色々と絶望的なことが発覚して泣きそう。でも五輪までは死ねぬ。

 土砂降りの中、当直先へ。なんか出そうで怖いな。なめくじとかごきぶりとか。

 『悪霊の館』を読み終わった。二階堂蘭子は合わないと分かっているのに、どうして学習できないのか>私。蘭子の直感型推理なるものと黎人の大げさな煽りには、どうもついていけない。でもこの作品の、途中で主要登場人物の半分弱が晩餐中に毒飲まされて一遍に死んでまうという、大胆な展開は面白かったかも。あと、犯人が私にもわかってしまうところも。

10月23日(火)

 午前中はバイト。例によって寝不足で、大学へ帰り着いた頃から眠くて眠くて。

 筋肉痛は昨日と変わらず。数歩歩くのも痛く、歩いたり座ったりを繰り返す実験が苦痛でたまらない。ううう。

 ということで、GWGビデオを見て心を癒す。なんか見れば見るほど好きになっていくんですけど>プルシェンコの今年のSP。衣装もスタイル良く見えるように作ってある気がしてきたし。どんなに衣装や音楽や振付が変でも、好きなもんは好きということか?

 男子SP第2グループ。ストイコは昔と同じプログラム。どうも後ろ向きな感じがしないでもないが、やっぱり滑っているところを見ると、良いプログラムだと思うなあ。ステップやスピンが実に素晴らしい。ジェーニャのスピンも早くこういう域に達しないかな。
 そしてヤグディン。良いプログラムであるという印象は変わらないが、TV映像で見ると、ちょっとしつこい感じが(笑)。ストレートラインなど、もういいよ、わかったよ、と言いたくなる。

10月24日(水)

 筋肉痛はやや軽快。大学では、DNAの切り貼りと机の片付けを延々と。

 日付が変わってから、電撃的ニュースが。ソルトレイク五輪金メダル候補のミッシェル・クワンが、子供の頃からついていたキャロルコーチの元を離れたらしい。考え方の相違があり、これからは自分一人でやりたい、とのことらしいが、五輪前のこの時期に一人でやっていくなんて、常識的には考えられない決断だ。
 キャロルコーチとクワンといえば、堅牢な師弟関係と思われていただけに、なんかショック。他のコーチに移るのではなく、大人になって独立したくなった、という理由もどうも…。

 さて、いよいよ今週末よりフィギュアスケートのグランプリシリーズが始まる。毎週1大会、世界6ヵ国で行われるこのシリーズには、各選手が2大会程度ずつエントリーする。第一戦は、明日から始まるスケートアメリカ。

 このスケアメの男子シングル、上位2選手がエントリーしていない上、ミスなしで滑ることがあまり想定できない(しかし、万が一ミスなしで滑ればそれなりに凄い)面子が多いため、誰が上位に入るか全く想像できない大阪場所状態になっている。
 とりあえず、表現力がカケラもない全米チャンピオン、ゲーブル君の二連覇阻止が、全参加者の責務といえよう。頑張れ、イリヤ・クリムキン。

 練習レポによれば、ゲーブル君の表現力は未だ大して改善されていないらしい…。をい。ちなみに、そのレポでは、サラ・ヒューズのジャンプが 2.5 と表現されていた(ジャンプが回転不足で有名なのだ)。

10月25日(木)

 とても悲しいことに、まだ足が痛い。寄る年波には勝てません。

 先日、パルナス(今は潰れた近畿ローカルのお菓子チェーン店。モスクワの味が売り物。子供向けアニメの間に流れていた恐ろしく暗いCMソングで、近畿では知らない人がいないほど有名)のキャラクター(スナフキンに似てるアレ)を唐突に思い立って白板に描き出した先輩は、それ以来パルナスにはまっているらしく、今日パルナスの歌の譜面を打ち出して、私に見せてくれた。ので、2人で譜面を見ながらパルナスの歌を合唱。そうそう、こういう歌だったよ。

 と、横で聞いていた関東出身の先輩が恐がって逃げていった(恐怖を覚えるほど暗い歌なのだ)。何でも、関東ではアニメの合間にはパルナスの代わりに「3時のおやつは文明堂」のCMが流れていたとか。
 あんな明るい曲が流れていたとは、これは関東人と関西人のメンタリティにはかなりの差が出ているのではないか。おそらく関西人の心には「ロシアはおとぎの国」「ケーキは廻るもの」「モスクワは暗いところ」というイメージが刻み込まれているはず。

 ここまで関西人の心の奥底に侵入しておきながら、潰れてしまうとは。歌はみんな知ってるわりには、お菓子を買った人は見たことないから、それも道理か。ああ、CD出ないかな。絶対売れると思うぞ。

 メール便で届くはずが、なぜか差し戻しされてしまっていた「ワールド・フィギュアスケート5」がようやく届いた。例によって、インタビュー満載、写真も綺麗なところは嬉しいが、さすがに記事のほとんどを田村さん一人が書いているってのは…マイナースポーツは悲しいね。

 問題の世界選手権ペアの記者会見に関する記事も、ちょっとどうかと思う。私はサレ組は好きではないが、「『善人には良いことが起きるはず』と神に祈っていた」というサレのセリフが「他のチームにあまりにも思慮のない発言」だとはとても思えない。

 それはさておき、ヤグディンの長大なインタビュー。ヤグは、プルシェンコの一昨年の世界選手権での失敗を「単に4回転にこだわりすぎたという幼稚なミス」と説明。今までに何回「4回転にこだわりすぎた」とプルはヤグに言われたことだろう(笑)。兄弟子恐るべし。
 しかし、私は一昨年の世界選手権の予選は見ていないが、プルが今年のヤグと同じくらいガタガタだったという話は聞かないぞ。というか、いくら何でも、あの出来で予選2位につける訳にはいかんだろう。Bグループだったらよかったのにね。

 いやはや、他にも突っ込みどころ満載の記事だらけ。やはりインタビューは雰囲気が透けて見えるので面白い。おまけに、ヘソが見えてるプルシェンコの綺麗なボレロ写真もあって、値段には見合う価値があったかな。
 これで、もう少しライターの数と発行頻度が増えてくれればいいのに。売れてくれ!というか、少しでも興味のある人は買ってみよう!→ 新書館bk1

 カウンタが34000を廻った。

10月26日(金)

 だらだら実験。

 篠田真由美『聖杯伝説』を読み終わった。著者あとがきによると「SFみたいなもの」だそうで、それなりに面白かった。ライトノベルっぽい会話文にくじけそうになったが、なかなか心に残る話ではないだろうか。小松左京の短編みたい(←誤解を招きやすい表現)。しかし、デュアル版形の上に中篇では辛いよなあ(体積と値段が)。

10月27日(土)

 グランプリシリーズ第一戦、スケート・アメリカ男子ショート・プログラム結果速報をお知らせします。
 1位 ティモシー・ゲーブル(アメリカ)
 2位 アレクサンドル・アプト(ロシア)
 3位 本田武史(日本)

 イリヤ・クリムキンは現在5位。4回転で転倒、スピンの前にもこけ、キャメルスピンがすっぽ抜けた模様。このままでは厳しいです。

 午前中は、実況中継文字+静止映像数枚によるネット観戦。実況Paulさんが「setting up」と打ってから、随分間が空いたと思ったら…案の定イリヤはこけておりました…。

 夕方からスーツ着て、先生と一緒に他所の先生に会いに行く。色々絶望的な話を聞かされて、暗い気分に。

 夜は、しおしおと久しぶりにビデオ鑑賞会。

 今日は色々とビデオを見たが、ジェーニャに足りなくてイリヤにあるものは色気だ!というのが、今日の私の結論。

10月28日(日)

 スケート・アメリカ男子シングル結果速報をお知らせします。
 1位 ティモシー・ゲーブル(アメリカ)
 2位 本田武史(日本)
 3位 アレクサンドル・アプト(ロシア)

 イリヤ・クリムキンは5位に終わりました。4回転を跳べなかったのは痛いです。相変わらず安定感がないのう。ナゾなことに、どうも昨季のフリー「牧神の午後」を滑った模様。一体どうなっとるんだ〜。
 アプトとの直接対決に敗れてしまったイリヤの運命やいかに(五輪出場がかかっている)。次の試合はカップ・オヴ・ロシア。そこで2位になるんだ〜!

 本田はなかなか頑張ったのではなかろうか。しかし、4回転サルコウを2回も決めたティム君には誰も勝てないのであった…どうにかしろ〜。ティム君が表現力を身につけるのが簡単か、みんなが4回転を確実に決めるのが簡単か。ティムが今のままである限り、プルヤグ(←ジャンプでもティムに勝てる人たち)は絶対引退してはいけない、と心から思うことであるよ。

 ようやく衣替えなど。初みかんも。

10月29日(月)

 実験はうまくいかず。夕方からバイト。よく考えたら、余所の人に送るプラスミドの用意をした以外、有益なことは何一つやってない。無駄飯食いだ。

 スケートアメリカ2連覇のティム君は、自分は表現力が向上した、ジャッジもそれを評価してくれた、と語ったそうだが…もしそれが本当なら、めでたいことです、いやほんと。スケアメの放映、楽しみにしてるよ>ローリー・ニコル振付の「巴里のアメリカ人」。

 可決された。

10月30日(火)

 半日、胃痛に苦しめられる。ノイエルを飲んだが効かず、帰宅してからガスターを飲んでようやくちょっと治まった。偉大なり>H2ブロッカー。
 大学で苦しんでいたら、先輩にピロリを飲め、と言われた(良い子は飲んではいけません)。ピロリに胃酸を中和させる気らしい(泣)。

 「SFサイトへ100の質問」への私の解答。わかりません、が多いので役立たずのような気も。スタッフから問題を集めて作ったそうなので、仕方ないのかもしれないが、問題文の書き方が統一されていないのが辛かった。

 さて、しばらく前から、しおしお@実行委員長は色々大変そうにしている。かわいそうに。どうか協力してあげて下さいまし>皆さま。

 オンラインの『20世紀SFを読もう』企画。考課表だが、世代別とはいっても、39歳の添野さんの下が、リッキー氏29歳ではちょっとあんまりでは。あ、最年少おめでとう>細井氏。
 私としては「征たれざる国」の評価が高いのが意外だった。あと、私は基準を高めに設定してつけたので、一番平均点数が高いのではないかと思っていたのだが、細井氏によると私は3番目で、一番高いのは鈴木さんらしい。
 でもって、「全候補作リスト」はとても面白い。

10月31日(水)

 昨日に引き続き、胃が痛い。苦しんでいたら、同期の子に、鎮痛剤出したげよか?と言われた。鬼!鬼!
 先生に薬をもらって、なんとか実験。

 オンラインの考課表。林さんに、タイプ診断結果(回答者の中で誰に一番似ているか)を教えてもらった。なんと私が一番似ているのは、恐れ多くも畏くも、三村美衣さんらしい。

 ソルトレイク五輪まであと100日。ということは、男子ショートプログラムまで、あと104日。あと104日しかないのかよ〜。
 にもかかわらず、プルシェンコの新しいフリーが何か、未だにわからない。なんかもうイライラしてきたぞ(忍耐力のないヤツ)。

 女子のGWGビデオを見た。スルツカヤの今年のフリープログラムは凄い。何回見ても、迫力に圧倒される。イリーナには、今いち好きになれない点もあるが(ジャンプの構え長いし)、このプログラムはイリーナの力強さを実によく表現していて、欠点も気にならない。音楽(トスカ)にもイメージが合っていて、この迫力足るや、まさに勝負の年にふさわしい。

 一方、ミッシェル・クワンの新プログラムは、アメリカでもあまり評判が良くない様子。まあ、五輪の勝敗とは直接関係ないような気もするが(クワンだし)、ファンにしてみればねえ…。
 クワンの評判を見るたびに、プルシェンコの新プログラムがもし評判悪かったら?と不安な気分に。だから胃が治らんのか?(笑)


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