9月21日(木)
眠くて仕方がないのにまたアリー・my・ラブを見てしまった。何といってもこれほど身につまされるドラマはないし、面食い(特に童顔が好み)なのでアリーを見てると幸せだし。
そして睡眠不足が積み重なっていく。今日はスライド当番なので、一限目までに大学に行かねばならない。
私がスライド当番を務める授業は、4回生用の外来講師による講義。久しぶりに「川向こう」(うちの大学から見て川の向こうにある大学、即ち京大医学部を指す)という言葉を聞いてしまった。
それにしても眠いこと眠いこと。拷問のような2時間だった。たとえ途中で寝てたにせよ、最後まで聞いているなんてみんなえらいなあ、と4回生を心から褒めてあげたい気分。
夕方から体調不良で何もできなくなったので、8時頃に早退。家に帰ってきて横たわってぼーっとTVを見ていると、TV探偵団のSP番組をやっていた。
をを、このセット、このテーマ曲。そして何より懐かしいのは朝井泉の姿。そうだ泉麻人が出てたんだったなあ。探偵されてる昔のTV番組よりもTV探偵団自体の方がすごく懐かしいぞ。
あ、でも「8時だよ!全員集合」でドリフターズが胸元にでかい普通のマイクを押し込んでしゃべっているのに初めて気がついた。小さいやつ、なかったのかな。性能の問題?
なんかカウンタがぐるぐるしてて、遠からず10000を超えそうな気配。みんなやっているみたいなので(←典型的日本人性格)10000を踏まれた方はよろしければ掲示板に書き込んでいただけるか、メールで連絡を下さいまし。
差し上げられるほどのものを持っていないので、踏まれた方が「読むのが大変で、この大変さを是非とも他の人に味合わせてやりたい」と思われた小説を言っていただければ、読ませていただきます。ただ、比較的安易に手に入る本で、長さは上下本程度まででお願いします。
あ、ちなみに私は下半分が白かったり、擬音語が多かったりする本には非常に弱いです。
で、本気であることを示すためにカウンタを上に設置。
9月22日(金)
大学でちょっとびっくりする話を聞かされる。世の中には色々変な奴がいるものだ。
明日からの旅行準備のため、今日も早めに家に帰る。帰り際に、先輩が「飛行機が落ちたら、落ちたところに行って花束投げてあげる」と約束してくれたので、かなり嬉しい。これで墜落死しても安心。
ということで、カウンタ上に移動させたけど、よく考えたら明日から更新は止まるのでした。
9月23日(土)
寝なければ寝なければと思えば眠れるはずもなく、結局アリー・my・ラブを見てから寝たため、睡眠不足のまま6時によろよろ起きて京都駅へ。予想外に早く着いたので、はるかはやめて、新快速で大阪まで出て関空快速で関空に行くことにする。1500円くらい違うのだ。
関空快速が環状内回り線から出ているとは。環状線もますますうかつには乗ってられなくなったな(ぼーっとしてると、天王寺から関空に飛び出してしまう)。
あと「りんくうタウン」て臨空タウンなのね。考えた事もなかったよ。
待ち合わせ場所につくと、仲間はみんな集合していた。中学・高校時代の友人達。中学から一緒となると半ば幼なじみのようなもので、全く気をつかわなくてすむし、何か起こっても誰かがいいようにしてくれるだろうという安心感があって非常に楽。
海外旅行は15年振り(子供のときに1回行ったきりなのだ)の私は、手続きが面倒くさいだろうなあと脅えていたのだが、周りが見本とボールペンを差し出してくれるので、出だしからやっぱり楽だった。
この頃アリー・my・ラブを見ているので寝不足である、という奴が複数いたり(私のような年頃の子はやはりよく見ているらしい……)免税店で10月に控えた新婚旅行のお土産を今から買っている奴がいたりしながら、わらわらと飛行機に乗り込む。
初の台湾はとてもよいところだった。
何といっても、街のたたずまいに全然違和感がない。大阪にそっくりなのだ。小さな店がこせこせ並んでいるところ、道端が汚いところ、みんな信号を無視して道を渡りまくるところ(ただし、車間距離が詰まっても減速しない車の群れにはかなり恐怖を感じた)地下鉄の雰囲気から、地下鉄を上がったらパソコン関連の店が並んでたりするところまで。地下街も、ホワイティうめだになる前の梅田地下街の感じ。
大阪出身の私たちはすっかりのびのび。道が汚くても、天王寺にくらべればねえ。おじさんたちもいないし。
さて、既に持っている3人を除いた残りの3人はチャイナドレスを買った。化繊だけど。友達は金と青。私はピンク。
繁華街の店に食べに行った夕食はとてもおいしかった。同じ料理でも日本で食べたのとは全然違う。後で聞いたら、台湾でもかなり有名な店らしい。でも安かった。
料理屋の隣の文具店でたれぱんだグッズを買う。台湾でも流行っているというのは聞いていたので、密かに楽しみにしていたのだ。日本では見たことがないデザインの(どことなく南方系色合い)純正品の(パチもんもたくさん出まわっていた)グッズがいろいろ。缶ペンケースとメモ帳らしきもの(後で開けてみるとアドレス帳だった。昔の書状のように折ってあり、表紙裏表紙がマグネットになっていて、くっつくようになっている。こういう形のアドレス帳は他でもよく見かけた)を買う。日本でも売っているグッズもあったが、そういうものはやはり日本での値段より高い。
夜は例によって酒とつまみを買い込んで(店には日本製品があふれ、浜崎あゆみがかかったりしている)酒盛りをしてから寝る。その最中に、10月に結婚する友人に、結婚するに至った経過を吐かせる会が開かれたことは言うまでもない。
9月24日(日)
とにかく、女子マラソンが気になってしかたないので、朝からTVを何回もつけ、NHK国際放送で、高橋尚子が金メダルを取ったことを知る。やったあ。なぜか女子マラソンだけはとても気になっていたのだ。高橋尚子可愛いし。
でもNHK国際放送は、版権の関係で映像が出せないらしい。しくしく。
朝は地下街でワンタン麺を食べる。
それから瑪瑙と植木の市に行ったり。端の方で、三国志の人形を売っているお兄ちゃんがいて、筆談しながら「孔明?」そうだって、やっぱり。きゃー孔明さまあ!これは「劉備」ああやっぱりね。これは?「趙雲」きゃー、これがそうなのねー色が白いわ、きゃー。などと煩く騒いだりする。
その後大方の観光客と同じく故宮博物館へ。
中においてある物は、透かし彫りと、玉でできた白菜&こうろぎ(なぜそんなものを嫁入りに持っていくかな、そしてなぜ瑪瑙で作るかな)以外は、あまり心をそそられなかったが、青銅器から陶器の馬まで、あんなに重いものを大量にまとめて中国から持ちだしてきたという事実にはいたく感動。よく船沈まなかったな。
一度ホテルに戻り、ツアーについてくる足つぼマッサージの店へ。噂通り痛い箇所もあり、喉と胃腸が弱く、便秘だと言われた。寝不足のつぼは凄く痛かったり。しかし、ホテルに帰る寸前にふくらはぎがつって歩けなくなったのは、ここでがんがんもまれたせいだと思うのだが。
時間が余っていたので、足つぼマッサージのおじさんご推薦の喫茶店へ。ところがこれが大当たり。私はアールグレイのミルクティを頼んだのだが、牛乳の味があまりしなくて、苦みもなく、今まで飲んだ中で一番おいしい紅茶だった。他の面々も烏龍茶だのアップルティだのを頼んでいたがどれも美味しかった(勿論廻し飲みするのだ)。その上、お茶請けに豆の煮物だのフルーツだのががんがん出て、飲み終わるとポットにお代わりのお湯を注いでくれる(ミルクも)。確かに値段は高めだったが(それでも500円くらい)ここのお茶のためだけでもまた来てもいいかも。
ここでだらだら時間をつぶし夜市へ。夜市は何というか、物凄かった。出店が延々と並ぶ中、恐ろしく狭い通路に満員電車並みの人が詰まり、押し合いへし合い。万歩書店(久米本店)の通路に人が詰まったような感じ。
そこでCDショップに入ってしまってから、私達の煩悩の旅は始まった。何しろ(海賊版なので)安い。一枚100元(約360円)となれば、買わずにはいられまい。しかも特価品ならそれより安いし。
日本の最新流行歌を何でもかんでも詰め込んだ特価品CDを見て、これさえあればいろいろ買わずに済む〜と喜ぶバンドをやっている友とか、あ聖矢だこれ廃盤なんだよ、ああコナンもある、高くて買えなかったんだよ、などと口走り、最早思考が停止したかのように見える友とかと、さらに夜市をさまよい歩く。
そこでたれぱんだ折り畳み傘を発見。100元(約360円)だった。ああ、一年前に落としてから、ずっと欲しいと思っていた折り畳み傘が、たれぱんだの傘という形で目の前に現れようとは!これほどの喜びがあろうか!
それにしても、台湾の人はキャラクターものが好きらしい。ここではたれぱんだよりもぶるぶるどっぐの方が流行っているようで、ぶるぶるどっぐのTシャツを平然と着ている大人をたくさん見た。
散々遊んでから、酒とつまみを買い込んでホテルへ戻る。
いや、感動的に楽しかった。「やはり逃げてきたやつは根性が違う!」というのが我々の一致見解。
9月25日(月)
日が変わってから、NHKBSで女子マラソンをやりはじめたので、酒盛りそっちのけで鑑賞。これが見たくて旅行に行くのも気が進まなかったのだが、見れて良かったあ。
朝起きて、道端の店で饅頭と豆乳を食べてから、物欲の趣くままにCD屋とデパートをさまよう。私と同行の2人はそのすじの人なので、アニメコーナーからなかなか離れない。
台湾でもかなり大きい方と思われる本屋にも行った。日本の漫画ってほとんど何でもあるのね。ミステリコーナーには赤川次郎がずらっと並び、綾辻行人や京極夏彦も数冊。
CD屋でも最新曲が売られていたし、TVCMでも日本語しゃべってるし、吉牛もあるし、セブンイレブンではタイペイウォーカー売ってるし。恐るべし、台湾。
重い荷物を引きずりながら、昼過ぎに空港へ。飛行機の中でも、きゃしゃきゃしゃとCDのビニール包装をはがす音が延々と響いていた。それにしても、エヴァのCDからコナンのカードが出てきても普通は嬉しくないと思うのだが。
8時には関空で解散。11時前に家に辿り着く。
9月26日(火)
台湾は結構暑かったので一段と寒く感じられる中、バイト先の病院へ。眠いのはいつもの事ではあるが、今日は患者を待つ間など、本当に寝そうだった。
午後からは細胞に電気をかけたり。
夜、鍼灸師の先輩が同期の子の首筋に鍼を打っているのを目撃。すごく恐ろしげだった。何をしているかわからない見慣れない医療行為を見るのがこんなに恐ろしいとは。そういえば、昔は病院が恐かったなあ。
9月27日(水)
よい気候なので、何となく前向き気分。しかし、まだ9月だというのに朝夕寒いぞ。
台湾CDの鑑賞など。ウイリアム・テル序曲ってこんな曲だったっけ。私が初めてちゃんと聞いたクラシックがこれで、小学校の音楽の授業で聞かされ、いたく感動したのだが。今いち心にかかる旋律がない。あの感動は何だったんだ。
こどちゃと赤ずきんチャチャの2枚組CDを聴く。どうみても、こどちゃの絵に後からチャチャとバビットのシールを貼り付けたようにしか見えない表紙がポイント。懐かしい。チャチャの初期のオープニングなんてほんとに久しぶり。聴いていると、楽しかった学生時代の日々や目が痛かった解剖実習が思い起こされる。
それで何となく赤ずきんチャチャを1巻から読み返し始める。やっぱりセラヴィー先生は素敵。
マガジン10月号。バックナンバーのお知らせの上に京フェスの広告を載せていただいたとは。それにも驚いたが、裏表紙の広告が「つるぷる効果で健康美人」と突然健康食品の宣伝なのにびっくり。妙にさわやか。
9月28日(木)
台湾で買い漁ったエヴァのCDを聴く。これも懐かしいな。チャチャと違ってあまりよい思い出がないけど。
寝過ごして昼前に大学へ。
夕方当直先へ向かう途中で本屋に寄ると、出てきたらもう真っ暗でかなりびびる。十分時間はあるのに、何となく遅刻しそうで時計を何度も見ながら急ぐ。いつの間にこんなに日が落ちるのが早くなったんだ。
当直先では相変わらず眠れず。9時の病棟巡回の直前30分は必ず寝てしまうのにな。
今日買った『遥かなる地平1、2』をぱらぱらと見たり。なんか物凄い本だ。序文と短篇ごとの序文と解説だけでもお腹いっぱい。
未明にカウンタが10000を廻る。ありがたいことです。
10001は湯川さんだそうですが、10000の方、よろしければ名乗り出て下さいまし。
9月29日(金)
夕方セミナーでアメリカ人の講義を聞く。勿論全然わからないので、夜はちょっとまじめに英語読んでみたりして。英会話も必要だなあ。語学嫌いだから文系やめたっつーのに。ああやだやだ。
来週またしても東京行きが決定。今年2回目のパシフィコ横浜。
こんなに頻繁に東京に行くことになるとは思わなかったぞ。飛び回り過ぎ。しかも前の日も次の日もバイトなので新幹線往復だな。せっせとバイトして交通費を稼がねば。
9月30日(土)
また昼寝してしまった。家に居ても思うようにしたいことができないのはこのせいなのに。くそお。
私は、昼寝から目覚めた直後はいつもすごく機嫌が悪いのだが、今日は起き抜けに買い物に行ったら、ココアパウダーを置いていなかったので激怒モード。どうして製菓用品コーナーがあるのに置いてないんだ。おいこら、イズミヤなめとんのかわれえ。
結局新しく出来たらしい近所のドラッグストアに行ったら売っていたので機嫌は直ったが、昼寝の起き抜けは自分でも恐いな。
エヴァのS2WORKSを聴きはじめる。今いちどういう趣旨のCD集なのかわかっていないのだが(とにかく作ったやつは全部入れたのか)とてもよい感じ。7枚あるので楽しみ。
geoが落ちてる。